次亜塩素酸水の正しい選び方
次亜塩素酸水は、近年ウイルス対策に有効であるとして注目されています。
しかし、残念ながら効果や安全性が不確かな製品も多く出回っているのが現状です。
2020年5月に、経済産業省所管の行政法人NITE(製品評価技術基盤機構)が根拠の明確でない次亜塩素酸水の基準を公表しています。
このページでは、NITEが公表している次亜塩素酸水の正しい選び方を詳しく解説します。
次亜塩素酸水を選ぶポイント
- 製法が明記されているか
- 液性(pH)が明記されているか
- 濃度が明記されているか
- 製造日及び使用可能期間が明記されているか
- 遮光性のあるボトルに入っているか
1.製法が明記されているか
まずは、どのような製法で作られているのかを発表している次亜塩素酸水を選びましょう。
製法が書かれていない次亜塩素酸水は、効果や安全性に対する信頼に欠けているとNITEが見解を示しています。
また現在は、製法が記載されていない怪しい製品が多く出回っています。
製法が記載されているかを確認することで、信頼できる次亜塩素酸水かを見分けることが可能です。
次亜塩素酸の製法例
- 電気分解
- 化学物質の混和
G-MISTは「静電場濾過製法」という特許を取得している製法で作られています。(特許番号:第6230079号)
2.液性(pH)が明記されているか
次亜塩素酸水の液性にも注目してみましょう。
今検討している製品は「酸性」ですか?それとも「アルカリ性」ですか?
次亜塩素酸水は、製品によって液性が異なります。
液性(pH)とは、酸性・アルカリ性の程度のことで、酸性やアルカリ性の度合いが高ければ高いほど、人体への刺激が強くなります。
液性が記載されていない製品を使用することは、人体にどれほど影響があるのかわからない製品を使うことになり大変危険です。
必ず液性(pH)が公表されている製品を選ぶようにしましょう。
安全な液性とは?
液性はpH7を基準に数が大きくなればアルカリ性、小さくなれば酸性に傾きます。
肌のpHは4.5~6の弱酸性です。
なるべく肌のpHに近い次亜塩素酸水を選ぶことで、肌への刺激を抑えることができます。
G-MISTは弱酸性にあたるpH5で、肌への刺激が少なく安心して使用することが可能です。
3.濃度が明記されているか
次亜塩素酸水を選ぶ上で、有効成分の指標である次亜塩素の濃度(ppm)が明記されているかも確認しておきましょう。
次亜塩素酸の濃度が記載されていない製品は、有効成分の濃度が不明となるため、十分な除菌や消臭効果が見込めない場合があります。
次亜塩素酸の濃度をチェックすることによって、次亜塩素酸水まがいの製品を手に取るリスクを減らすことができます。
適切な次亜塩素酸水のppmは?
北海道大学の研究では、40ppm・pH5.5の次亜塩素酸水が新型コロナウイルスを40秒で不活性化させる結果が発表されています。
また、帯広畜産大学の研究では、72ppm・pH2.7の次亜塩素酸水でウイルスが検出限界以下となった結果が出ています。
利用目的にもよりますが、家庭内の除菌や消臭であれば、次亜塩素酸水の適切なppmは50~100が良いとされています。
4.製造日及び使用可能期間が明記されているか
次亜塩素酸水は、保存性に弱い製品が多数あり、開封から6ヶ月以内で有効成分の大半が失活してしまう場合があります。
そのため、使用できる期間や製造日が不明な次亜塩素酸水を選んでしまうと、有効成分を失ったまま使用してしまうことになりかねません。
また、保管方法についてもきちんと記載されている製品を選んでおくとより安心でしょう。
G-MISTは、次亜塩素酸水の欠点である濃度の減衰を抑えた、安定性の高い次亜塩素酸水です。
開封から約1年、未開封で約2年と長期間保存することができます。製造日や消費期限はそれぞれの箱に記載されています。
5.遮光性のあるボトルに入っているか
次亜塩素酸水は、紫外線や熱に弱い性質があり、保存方法が悪ければ有効成分の分解が早まってしまいます。
そのため、薄く透け感のあるボトルに入った次亜塩素酸水は、遮光性が低く有効成分の分解が早いため選ばないようにしましょう。
また容器に金属製品が使われている製品も、次亜塩素の劣化を招くため注意が必要です。
G-MISTの専用ボトルは、通常のボトルよりも厚みがあり遮光性を高めています。
1本300円(税抜)と手ごろな価格で購入できるため、専用ボトルでの使用をおすすめしています。
最後に
次亜塩素酸水は以下のポイントで選びましょう。
次亜塩素酸水を選ぶポイント
- 製法が明記されているか
- 液性(pH)が明記されているか
- 濃度が明記されているか
- 製造日及び使用可能期間が明記されているか
- 遮光性のあるボトルに入っているか
次亜塩素酸水は、効果や安全性に欠ける製品も出回っています。
正しく選ぶポイントを押さえ、質の高い次亜塩素酸水の購入を検討してください。
【参考】
NITE「次亜塩素酸水」等の販売実態について
(https://www.nite.go.jp/data/000109500.pdf)
次亜塩素酸水(pH5.5、有効塩素濃度40ppm・電気分解方式による)の新型コロナウイルスに対する不活化に関する実証試験
(https://akarimirai.com/content/images/press/200602.pdf)
新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の不活化効果を証明
(https://www.obihiro.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/act.pdf)