次亜塩素酸水のメリット・デメリット
現在、次亜塩素酸水について様々なメディアで取り上げられています。
実際の生活に取り入れるかを決断するには、まだ不安な点もあるのではないでしょうか。
そこで、今回は次亜塩素酸水のメリット・デメリットを紹介します。
次亜塩素酸水を利用するのか判断する材料として、ぜひ参考にしてください。
1.次亜塩素酸水のメリット
次亜塩素酸水のメリットは以下の3つです。
- 刺激が少なく、肌に優しい
- 空間除菌・消臭ができる
- 臭いが少ない
刺激が少なく、肌に優しい
弱酸性で適した濃度の次亜塩素酸水は、刺激臭や皮膚への刺激が少ないのが特徴です。
厚生労働省では、食品添加物として指定されています。
万が一、ペットが吸い込んだり、赤ちゃんが飲み込んでしまっても体内への残留性はありませんので安心してご利用頂けます。
歯科では次亜塩素酸水の濃度を調節したうえで、治療中のうがいに利用しているところもあるほど、広く利用されている液体です。
空間除菌・消臭ができる
次亜塩素酸水は、専用の噴霧器やスプレーを利用することで空間除菌・消臭を行えます。
アルコールなどの消毒液とは違い、引火や有毒ガスが発生する心配がないため、キッチンやトイレなど様々な場所に使えます。
また、次亜塩素酸水を噴霧器に入れると、タンク内の除菌も同時に行えます。
水道水などで噴霧器を利用する場合は雑菌が繁殖する恐れがありますが、次亜塩素酸水はタンク内の雑菌を抑えることができるため、安心してご利用頂けます。
なお、微酸性次亜塩素酸水の空間噴霧は、安全性と除菌効果が鹿児島大学で立証されています。
臭いが少ない
次亜塩素酸水はアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液に比べ、独特の臭いが少ないのも特徴です。
アルコールや次亜塩素酸ナトリウムは、揮発性の臭いや独特の刺激臭がします。
嗅いだことがある人も多いのではないでしょうか?
次亜塩素酸水はわずかに塩素の臭いはしますが、刺激的な臭いはないためより多くの人が利用できます。
2.次亜塩素酸水のデメリット
次亜塩素酸水には次のようなデメリットがあります。
- 専用の加湿器や噴霧器・スプレーボトル等が必要
- 市販の除菌・消臭剤と比べて、やや高価
- 保存期間が短い
専用の加湿器や噴霧器・スプレーボトル等が必要
次亜塩素酸水は、スチーム式や加熱式の加湿器に入れると次亜塩素酸の除菌・消臭効果は減少するとされています。
そのため、次亜塩素酸水に対応した超音波加湿器または専用の噴霧器を利用する必要があります。
また、次亜塩素酸水は熱や紫外線に弱いという特徴があるため、透明のスプレーボトル等に入れて利用すると、十分な除菌・消臭効果が得られない可能性があります。
よって各メーカーが販売している専用のスプレーボトル等を購入する必要があります。
市販の除菌・消臭剤と比べて、やや高価
次亜塩素酸水は、市販の除菌・消臭剤と比べ、やや価格帯が高くなってしまいます。
しかし、安全性や除菌・消臭の即効性を考えれば、決して大きすぎるデメリットとは言い難いでしょう。
保存期間が短い
次亜塩素酸水は、他の除菌・消臭剤と比較して保存期間が短いのが最大の弱点です。
適切に保存しても製造から半年間しか持たない場合もあります。
G-MISTは特殊な製法で作られており、次亜塩素酸水の保存性に欠ける問題を解消することに成功しています。
未開封の場合であれば最大2年保存することが可能です。
また、開封後も専用のスプレーボトルで約1年使用できます。
最後に
次亜塩素酸水のメリット・デメリットを紹介しました。
次亜塩素酸水のメリット
- 刺激が少なく、肌に優しい
- 空間除菌・消臭ができる
- 臭いが少ない
次亜塩素酸水のデメリット
- 専用の加湿器や噴霧器・スプレーボトル等が必要
- 市販の除菌・消臭剤と比べて、やや高価
- 保存期間が短い
次亜塩素酸水のメリット・デメリットを把握したうえで、家庭環境や生活リズムにあわせた選択をし、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
【参考】
「次亜塩素酸水の食品添加物指定に関する資料 ―厚生労働省」
(https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/08/dl/s0819-8m.pdf)
「微酸性次亜塩素酸水の空間噴霧による飼養環境及び馬運車内環境の改善効果」
(http://www.m-hatta.co.jp/product/image/repo.pdf)